丸紅独自のシンクタンクとして社内外にインテリジェンス・アドバイザリー・サービスを展開する株式会社丸紅経済研究所様。
事業開始に向けてバックオフィス業務をゼロから立ち上げるにあたり、マネーフォワードクラウドシリーズの導入を決定しました。
ナレッジラボの導入支援サービスにより、スムーズなシステム導入と運用開始を実現し、短期間でバックオフィスを立ち上げることができました。
詳しいお話を、同社の村井様に伺いました。

事業内容
弊社は、丸紅独自のシンクタンクとして社内外にインテリジェンス・アドバイザリー・サービスを展開しています。

システム選定の課題— 何を導入すべきか分からない状態からのスタート
弊社は、2024年8月に丸紅株式会社から分社化し、新たに設立されました。それに際して、10月の事業開始に向けてバックオフィス業務をゼロから立ち上げる必要がありました。
分社化当初は、本社のシステムをどこまで活用できるのかが不透明な状況でした。幾つかのグループ会社では本社と同じシステムを導入しているケースもありましたが、自社の規模には合わないのではと感じていました。
そこで、システムについて関連会社へのヒアリングを実施しました。クラウド型会計サービスを利用している担当者に実際の使い勝手を聞きながら、自社に最適なシステムを検討しました。選定のポイントとしては「できるだけハンコをなくし、ペーパーレス化を実現できる」ことを重視しました。
検討の結果、マネーフォワードクラウドの導入を決定しました。
選定した理由は以下のとおりです。
- ナレッジラボのコンサルティングを受けられること
- グループ会社での導入実績が多く、ヒアリングしやすかった
- 営業担当の説明で、アップデートの速さや拡張性に魅力を感じた
- 会計・請求書・債務支払・勤怠についてパッケージでの提供があり、必要な機能が揃っていた
- コストが適正だった
事業開始に間に合わせるための導入スケジュールの壁
導入が決定し、事業開始まで1ヵ月しかない中で、マネーフォワード社の導入支援サービスでは標準で3ヵ月かかるとのこととの説明を受け、スケジュールに大きな不安が芽生えました。また、マネーフォワード社のサポートは基本的にチャットやメール対応のみであるため、短期間での導入という制約がある中でスムーズに進められるのか、サポート面での不安もありました。
そこでマネーフォワード社の担当者に紹介されたのが、ナレッジラボの導入支援サービスでした。ナレッジラボ社の導入支援には設定代行サービスプランとサポートプランがありますが、サポートプランを選択しました。
その理由として、設定代行サービスよりも費用を抑えられること、また、システム運用・メンテナンスを行うための知識を自社内に蓄積できることがあります。
さらに、短期間で導入を完了させるための柔軟なサポートを受けられることも決め手になりました。
スムーズかつスピーディなシステム導入は設定と運用設計がカギ
導入開始まで時間がない中、ナレッジラボ社の担当者がスケジュールを提示し、計画的にサポートを進めてくれたことで、スムーズな導入が実現しました。
特に、事前準備として必要な項目のリストアップと指示を受けられた点では大変助かりました。事前に必要なものを準備し、やるべきことを明確化できたことで、タイムロスを大きく削減することができました。
また、ナレッジラボ社の対応は非常にスピーディーなため、ストレスなく問題を解決できたほか、zoom会議による対面サポートを実施いただけて安心感もありました。
限られたリソースの中で実現した効率的な導入
実際に導入を進める中で、単にシステムを入れればすぐに使えるわけではなく、設定や運用の設計が必要であることを実感しました。この点に関しては、コンサルティングを受けることで、適切なシステム導入手順を理解することができたため、限られた時間の中でスムーズに移行を進めることができたと感じています。
また、弊社の担当者がシステムの導入作業に追われて業務負担が過度に増えることも懸念していましたが、ナレッジラボ社のサポートにより、懸念していた負担を軽減できた点も大きなメリットでした。
また、四半期決算にシステムの修正箇所が発覚したこともあったのですが、ナレッジラボの支援がなければ修正が間に合わなかったのではと考えています。マニュアルを読むだけでは気付けない細かい設定の注意点についてもナレッジラボの担当者が適切に指摘し、具体的なアドバイスを提供してくれたため、大変ありがたかったです。さらに、場合によっては弊社のシステム環境に直接ログインして問題箇所を的確に指摘してくれるため、スピード感を持って問題解決ができる点は、時間のない弊社にとって大きなメリットでした。
結果として、10月の事業開始に間に合わせる形で本格稼働させることができました。導入を進める中で、ナレッジラボ社のサポートは単なるシステム設定の支援だけでなく、不安を解消する上で精神的な支えとして大きな役割を果たしてくれました。
運用開始後も会計処理のフォローなど予期せぬトラブルへの対応が必要だったため、導入完了後もサポート契約を延長しました。

マネーフォワードクラウドシリーズの導入にあたり、従業員への説明にも工夫を凝らしました。
具体的には、初歩的なマニュアルをメールで配布し、視覚的に理解しやすい形で展開しました。また、ナレッジラボ社から提供された資料やマネーフォワードの公式マニュアルをリンク集として活用し、従業員がいつでも参照できる環境を整えました。
また、問い合わせ対応において、エラー表示などの複雑な質問についてはナレッジラボ社の担当者に頼らせていただきました。気軽に相談できる雰囲気があったため社員からの質問にもスムーズに対応できたことが、社内浸透を後押ししたと感じています。
マネーフォワードクラウドシリーズはシステムがシンプルでわかりやすく、立ち上げ初期の段階からストレスなく活用できたことは大きな利点でした。
また、当初の想定にはなかったコーポレートカードを導入することになったのですが、マネーフォワードクラウドとスムーズに連携できたことで、経費の一括管理が可能になり、経費管理の効率が大きく向上しました。
「顔が見える」サポートによる安心感
ナレッジラボ社の導入支援サービスについて特に良かった点として、「顔が見えるサービスであること」が挙げられます。オンラインでのAIチャットサポートなどが主流になる中、顔を知っている担当者と直接やりとりができる安心感は大きなメリットでした。
また、担当者が一貫して対応してくれるため、こちらの状況を理解した上でスムーズに進めることができた点も嬉しかったです。情報の伝達漏れや、都度説明が必要になるといったストレスがなかったので、非常に助かりました。弊社のように初めてクラウド会計・経費管理システムを導入する企業にとって、導入時の手間や疑問点を迅速に解決できる環境は非常に重要です。
そうした企業にとって、ナレッジラボ社の導入支援サービスは大きな価値を提供できると感じています。
会社概要
- 株式会社丸紅経済研究所
- 丸紅独自のシンクタンクとして社内外にインテリジェンス・アドバイザリー・サービスを展開
- https://www.marubeni.com/jp/research
※上記インタビュー内容は2025年1月16日時点の情報です。