税理士が解説!スマレジで簡単に売上管理するレジ締め作業の手順

1日の営業が終了すると、日次締め(レジ締め)を行う必要があります。

一般的な電子レジスタもレジ締めを行うと思いますが、スマレジなどのiPadレジでも同様にレジ締めをしないといけません。

なぜレジ締めが必要なのか、具体的にどのような手続きが必要なのか、詳しく解説していきます。

スマレジのレジ締めでやること

そもそも、レジ締めを行うことはどのような意味があるのでしょうか。

実はレジ締めでは2つの意味があります。

レジ売上を確定させる

スマレジでレジ締めを行うことでレジの売上が確定されます。

売上を確定させないと売上情報が確定しないため、売上分析にお会計データが反映されません。

端的に言いますと、レジ締め処理を行わないと、売上分析ができない状態になります。

レジの売上データを活用してお店の売上アップにつなげる方法というのはたくさんありますが、そもそものレジデータが使えないとこれらの施作ができなくなってしまいます。

レジの現金をきっちり点検する

お店の営業終了後にレジの中の現金を数え、スマレジで管理している「あるべきレジ現金残高」と差額がないか、チェックを行います。

キャッシュドロアーに実際入っている現金額とレジの現金データとの間に差額が発生していると、その差が、

  • お釣りの渡し間違いなど、何らかのミスが発生していたものか?
  • 急な買い物でレジから現金を持っていったため発生した差なのか?
  • 誰かが現金を横領したのか?

がわからなくなります。

レジ現金をきっちり点検して、本来あるべき残高との差額の原因分析を毎日しっかり行うことで、レジの現金管理が正確に行えるようになります。

いうまでもなくお金は重要です。レジの現金をきっちり管理して、意図せず現金が減少していないことを毎日確かめることを習慣づけましょう。

スマレジでのレジ締めの種類と設定

まずは、スマレジでどのようなレジ締めができるのかをみていきましょう。

レジ締めの種類

スマレジでのレジ締め処理の方法は、「手動締め処理」と「自動締め処理」の2種類があります。

レジ締めの手動や自動というのは、「売上を確定させる」という処理を手動で行うか、自動で行うかの違いになります。

手動締め処理は文字通り、1日の業務終了後、手動で締め処理を行い、売上データを確定させます。

自動締め処理は、取引の都度自動で締め処理が行われ、売上データが確定されていきます。

どちらのレジ締め処理であっても「レジ現金の点検」は、別途行う必要がありますので、ご注意下さい。

手動で行うか、自動で行うかは一長一短なのですが、レジの締め忘れがないよう、当社では、基本的に自動締め処理をおすすめしています。

レジ締めの事前設定

レジ締めを手動締め処理、自動締め処理のいずれの方法で実施するかを最初に設定しておく必要がありますので、まずはこの設定からやっていきましょう。

インターネットにつながったパソコンからスマレジ管理画面「店舗」タグ>「店舗一覧」をクリックします。

すると「店舗一覧」画面に移ります。この画面からレジ締め処理を設定したい店舗を選択しましょう。ここでは「ビストロ高木」の店舗を設定します。

次がポイントですが、「締め方式区分」の項目で、「手動締め処理」か「自動締め処理」を選びます。

手動で締め処理を行う場合は「締め処理を利用する」、自動でレジ締めを行う場合は「締め処理を利用しない」を選択します。ここを間違えないようにしてください。

最後に画面最下部の「更新」ボタンをクリックして完了です。

iPadからの手動締め処理

それでは、手動締め処理から見ていきましょう。

手動締め処理は、スマレジのiPadアプリから行う方法と、パソコンのスマレジ管理画面から行う方法があります。

手動締め処理のデメリットのひとつでもありますが、手動締め処理で運用していると、うっかりレジ締め処理を忘れてしまう可能性があります。

締め処理を忘れてしまうと、その後の修正が煩雑になりますので、レジ締め処理を忘れないように、くれぐれも注意しましょう。

Step1 現金締め

ここでは、「現金管理」と「売上データの確定」を両方ともスマレジアプリで行ってみましょう。

最初にスマレジ管理画面の店舗設定で、「端末精算時の現金入力」の項目で「入力する」を選択しておいてください。

これで「現金管理」を端末で行う設定になります。

まずスマレジのiPadアプリのトップ画面で「精算」を選択します。

続いて、「精算」をクリックします。

次の画面がポイントです。

この状態で、レジの中のお金を全て数えます。当日の売上金の他、お釣り用のお金も全て数えて下さい。

レジの中にある現金を数えて、金額を金種ごとに①に入力します。

次に、レジから出して銀行に預け入れる現金を②に入力します。

②を入力した結果、③の繰越準備金がレジ締め後に、レジに残すお金になります。

最後に一番下の「実行」ボタンをクリックしましょう。

ここまでで、レジ締めのうちの「現金管理」は完了です。

Step2 売上データ確定処理

次に「売上データ確定」を行います。

そのまま画面下の家のマークをクリックし、「締め処理」ボタンをクリック下さい。

まずは、レジの締め処理を行いたい日を選択します。

先ほど入力した金種表と同じ画面が表示されます。

現金管理は先ほど完了しているので、ここでは入力しません。(できません)「締め処理」をクリックしましょう。

これでスマレジのiPadアプリからの締め処理が完了しました。

スマレジ管理画面からの手動締め処理

次にインターネットにつながったパソコンのスマレジ管理画面からレジ締め処理を行う方法です。

これは「現金管理」と「売上データの確定」を両方ともアプリで行います。

最初にスマレジ管理画面の店舗設定で、端末精算時の現金入力で「入力しない」を選択しておいてください。

これで「現金管理」をiPadアプリで行わず、パソコンのスマレジ管理画面で行う設定になります。

現金締め

まず、iPadアプリ側で精算を行います。この操作で精算レシートが出ますので、この操作のみiPadアプリで行います。

先ほど、「端末精算時に現金入力しない」と選択したので、ここでは現金管理の画面は出ません。

次にパソコンのスマレジ管理画面で現金管理を行います。

「日次処理」のタブをクリックし、締め日を選択し、締めを行いたい店舗の「日次締め」ボタンをクリックします。そうすると、次の画面が立ち上がります。

この状態で、レジの中のお金を全て数えます。当日の売上金の他、お釣り用のお金も全て数えて下さい。

数えた金額を①の金種表に入力しましょう。

次に②で銀行に預け入れる金額を入力します。

②を入力した結果、③の金額がレジ締め後に、レジに残すお金になります。

最後に画面一番下の「上書き保存」ボタンをクリックしましょう。

ここまでで、パソコンのスマレジ管理画面の締め処理は終了です。

自動締め処理

次に自動締め処理の方法をお伝えします。

取引ごとに自動でレジ締め処理が行われるため、締め忘れが防止できます。

当社として、最もおススメの方法になります。

事前設定として、スマレジ管理画面の店舗設定で、「締め方式区分」の項目を「締め処理を利用しない」にしておきましょう。

「締め処理を利用しない」というのは、「自分で締め作業をしない」という意味になります。

Step1 締め日付変更時刻

ここがスマレジの自動締め処理のポイントです。

「締め日付変更時刻」とは、閉店時間ではありません。翌日の「締め日付変更時刻」で設定した時間までの売上を、その日の売上として確定させます。

例えば、上記では午前4時を締め日付変更時刻としています。

7月19日午前4時までにお会計したデータを、7月18日の売上として確定させるという意味になります。

したがって、営業時間が日付をまたがないお店は0時、営業時間が日付をまたぐ可能性のあるお店は翌日の開店前の時間(例えば午前5時とか)で設定しておくことをおすすめします。

Step2 自動締め処理の現金管理

スマレジの現金管理の方法は、実は、手動締めのスマレジ管理画面からの処理方法と全く同じです。

パソコンのスマレジ管理画面の日次処理から入り、日付を選択し、日次締めを選択します。

次の画面で、レジの中のお金を全て数えます。

当日の売上金の他、お釣り用のお金も全て数えて下さい。

数えた金額を①の金種表に入力しましょう。

次に②で銀行に預け入れる金額を入力します。

②を入力した結果、③の金額がレジ締め後に、レジに残すお金になります。

最後に画面一番下の「上書き保存」ボタンをクリックしましょう。

ここまでで自動締め処理は終了です。

スマレジのレジ締めまとめ

いかがでしたでしょうか。

個々の処理は難しいものではありません。

色々な締め処理の方法を試して頂きながら、自社にあった方法をぜひ探してみてください。