iPadレジと電子レジスタを徹底比較~価格面・機能面~

最近、飲食店や小売店でiPadレジを中心としたタブレットPOSレジを見かけることはありませんか?

とてもスタイリッシュでコンパクトです。

ひと昔前まではレジを導入する場合は数十万のコストがかかっていましたが、今では非常に安価な導入コストで同等の機能を使うことができます。

今回は、比較的低価格で導入できる電子レジスタとiPadレジとの違いを「価格面」と「機能面」から解説していきます。

価格面での比較

それでは、まずはiPadレジと電子レジスタを価格面から比較してみましょう。

ハードウェア

レジに必要な機能として、現金を保管しておくキャッシュドロアとレシートを印刷するレシートプリンター機能があります。

電子レジスタ

キャッシュドロアとレシートプリンターがセットになっている一体型が主流です。

例えば、AMAZONで人気のものはシャープ製の「電子レジスタ 8部門ホワイト系 XE-A147-W」で、価格は変動するものの約15,000円です。

iPadレジ

まずは、iPadレジを使うために、iPadが必要となります。

現行のiPadであれば、iPad32Gが37,800円で購入できます。

また、キャッシュドロアとレシートプリンターの一体型タイプと、別々に購入するタイプがあります。

一体型はmPOPが有名で、価格はバーコードリーダーなしのタイプ(POP10-OF)で税抜54,700円です。

ただし、iPadのタブレットPOSレジは「消費税軽減税率対策補助金」を使うことができます。

mPOPに関して上記補助金を使うと購入代金の2/3の補助金を受けることができるため、実質18,233円で購入可能です。

mPOPは非常にスタイリッシュかつコンパクトですので、飲食店や小売店のイメージアップにもつながりおすすめです。

なお、mPOPはキャッシュドロアの札入れがやや小さいため、札の出し入れが多いお店はやや使いにくいかもしれません。

その場合は、キャッシュドロアとレシートプリンターを別々に購入する方法がおすすめです。

例えば、「スター精密製レシートプリンターと、キャッシュドロワのセット」がビックカメラで販売されています。

価格は税抜44,800円で、消費税軽減税率対策補助金を使った場合、実質14,933円で購入可能です。

なお、消費税軽減税率対策補助金については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

iPadレジを補助金でお得に導入する方法〜軽減税率対策補助金〜

ソフトウェア

電子レジスタ

ソフトウェアを使用していないので、ソフトウェア利用料は不要です。

iPadレジ

ソフトウェアの使用料が月額でかかる場合があります。

iPadレジの種類や、使用する機能に応じ異なりますが、主要なものは次の通りです。

  • エアレジ 無料
  • スマレジ 無料~12,000円/月
  • ユビレジ 無料~8,075円/月

基本的にiPadレジは月額課金ですので、まずは無料プランで気軽に試してみて、機能に不足を感じた場合には途中でプランをアップグレードすることもできます。

機能面での比較

次は、レジを機能面から比較してみます。

電子レジスタ

レジとして最低限の機能のみとなっています。

レジ、キャッシュドロア、レシートプリンタなど全てが一体となっており初期設定が簡単であり、また操作性もシンプルで使いやすいというメリットがあります。

また、iPadレジは操作をiPad(タブレット)上で行うため、タッチパネルの操作となりますが、従来型のレジはキーボードでの入力となるので、入力しやすいという点もメリットといえます。

反面、売上データの分析などの機能が十分でなかったり、インターネット上で売上データを見れない、パソコンとの接続に手間がかかるなどのデメリットがあります。

iPadレジ

通常のレジ機能の他に、次の3つの特徴があります。

売上データをリアルタイムで把握できる

電子レジスタの場合、売上データを把握するには次のような方法になります。  

  • 一日分の伝票を数える
  • 一日の営業終了後にレジからジャーナルを打ち出す
  • 電子レジスタから売上データをcsvファイルなどで抽出して、パソコンに入れる

いずれも店舗の営業終了後に店舗に行く必要があります。

iPadレジの場合、レジを打つと、その売上データがリアルタイムにインターネット上に蓄積されていきます。

売上データがインターネット上にありますので、いつでもどこでもパソコンやスマホさえあればお店の売上を把握することができます。

開業当初の飲食店や小売店のオーナーは自分が常に店舗に立ち、売上状況を肌感覚で把握することができます。しかし、お店の営業が軌道に乗ってくると、オーナーが店舗に立てる時間は減っていきます。

例えば、事業が順調に拡大し2店舗目を開業する場合、両店舗の売上状況をオーナーが肌感覚で把握することは困難になりがちです。

このような場合にiPadレジを活用すれば、オーナーが両店舗の売上状況をリアルタイムで把握することが可能になります。

売上データをリアルタイムで把握すれば、商品・メニューの入れ替え、仕入量の調整等に活かすことができます。

特に飲食店においては新メニュー、小売店においては新商品の販売を開始した場合に、そのリアルタイムの売上は気になるものです。

このように、売上データをリアルタイムで把握することは経営上非常に重要です。

売上データを分析できる

飲食店や小売店においては売上データの分析は非常に重要です。中でも、お店の売れ筋商品や時間帯別の売上がどのようになっているかを把握することで売上を伸ばしていく戦略を立てることができます。

また、飲食店や小売店においては、粗利益率の高い商品がどれだけ販売できているかを把握することが重要です。

商品ごとに粗利益率を設定できるPOSレジシステムもあり、この機能を活用すれば、どの商品がどれだけの利益を生み出しているか、明確に数字で把握することができるようになります。

把握した数字をもとに、売価の設定や、仕入価格の見直し交渉等を行い業務改善に繋げることが可能になります。

レジのお会計データを会計ソフトと連動することができる

飲食店、小売店ともに毎月の利益金額を迅速に把握する必要があります。

特に、人件費と仕入代金や原材料費等の把握が非常に重要です。

電子レジスタの場合、営業終了後にレジからジャーナルを出力し、これを元に会計ソフトにデータを手入力していく必要があります。

一方、iPadレジであれば、レジでの売上データを会計ソフトに自動連携させることで、会計帳簿を自動的に作成することができます。

具体的に見てみましょう。

最初にiPadレジ型のPOSレジで通常通りお会計をしてみます。

今回はスマレジでお会計をします。

この売上データを会計ソフトに自動連携させ、会計帳簿を自動作成していくことが可能になります。

ここではMFクラウド会計に連携させています。

会計ソフトへの入力は、忙しい日々の中でどうしても後回しにしがちです。

自力でできない場合は税理士などに外注することになりますが、その場合、会計ソフト入力代行料を支払い、コスト増となる可能性があります。

iPadレジを活用すれば、会計ソフトへの入力も自社で簡単に行い、迅速な業績把握とコスト削減が同時に実現できます。

iPadレジと電子レジスタの比較まとめ

iPadレジは経営に直接役立つ機能を手軽に使うことができます。

また消費税軽減税率対策補助金を活用すれば安価に導入が可能になります。

最近では開業時点からiPadレジを使用される方も多く、すでにアナログレジをお使いの場合でも簡単にiPadレジへの入れ替えが可能です。店舗の売上を管理し、売上を伸ばしていきたいとお考えであれば、使いやすく分析しやすいiPadレジをおすすめしています。

ぜひ導入を検討してみてください。