事務所で顧問先のPCを操作するChromeリモートデスクトップの使い方

顧問先からパソコンの操作方法がわからないというような質問があったり、顧問先のITスキルが高くないため、顧問先のパソコンを操作しながらじゃないと業務が円滑に進められないということがあります。

web会議システムなどを使っても、このようなニーズに対応するためには、どうしても訪問しないといけないということがあるかもしれません。 そんなときに、当社で使っている「Chromeリモートデスクトップ」を使えば、事務所にいながら会計事務所のパソコンから、顧問先のパソコンを遠隔で操作することができます。

今回は、こんな便利なChromeリモートデスクトップをご紹介します。

Chromeリモートデスクトップとは?

Chromeリモートデスクトップは、インターネットブラウザであるChromeのアプリです。

このChromeリモートデスクトップを使うと、パソコンやモバイル端末からインターネット経由で、他のパソコンにあるファイルやアプリケーションにアクセスできます。

リモートデスクトップとはインターネットを経由してあるパソコンから他のパソコンに接続し、他のパソコンを遠隔操作できるようにする技術であり、これをインターネットブラウザであるChromeを使えば、アプリをインストールするだけで簡単に使えるようになります。

会計事務所の業務は、どうしても顧問先の経理担当者の方にパソコンの操作をしていただかないと作業が進まないことがありますが、先方のITスキルが高くないと、会計ソフトの使い方がわからない、どのボタンをクリックしたらよいかわからない、エクセルの操作がわからないなど、パソコンの操作がわからないと、本来の顧問業務以前の時間が多く取られてしまいます。

その度に顧問先に訪問してパソコン操作をご教示するというのもクライアントサービスのひとつではありますが、費用対効果が合わないので、なんとか効率化したいというときに非常に便利なのがChromeリモートデスクトップです。

導入や初期設定は非常に簡単で慣れれば、サクッと使えるようになります。

Chromeリモートデスクトップの導入方法

Chromeリモートデスクトップを使うためには、インターネットブラウザであるChromeを使っていることが前提となりますので、まずはChromeを立ち上げて下さい。

Chromeでgoogleを開いて、「Chromeリモートデスクトップ」を検索すると、ChromeウェブストアのChromeリモートデスクトップが出てきますので、これをクリックして下さい。そうすると、次のような画面が立ち上がります。

この画面の右上にある「CHROMEに追加」ボタンを押すと、確認画面が表示され、「アプリを追加」ボタンを押すと、ChromeにChromeリモートデスクトップのアプリがインストールされて、Chromeのアプリが追加されます。

このChromeリモートデスクトップのアイコンをクリックすると、Chromeリモートデスクトップの次のような画面が表示されます。

「リモートサポート」と「マイコンピュータ」の二つの利用形態がありますが、顧問業務では「リモートサポート」を選択して下さい。

初回は、次のような承認画面が出てきますので、「続行」をクリックします。

これで、Chromeリモートデスクトップの導入が終わりました。簡単ですね。

ここで重要なポイントですが、ここまでの作業をリモートで作業をする会計事務所のパソコンと、リモートの作業を受ける顧問先のパソコンの両方で済ませておいてください。

Chromeリモートデスクトップの使い方

それでは、次いてChromeリモートデスクトップの使い方をご紹介します。

Chromeリモートデスクトップは、リモート作業をする側である会計事務所のパソコンとリモートの作業を受ける顧問先のパソコンで操作が違いますので、ご留意ください。

リモート作業を受ける側の使い方

まずは、リモート作業を受ける側から操作していきます。

先ほどのChromeリモートデスクトップの「リモートサポート」画面には、緑色の「共有」というボタンとグレーの「アクセス」というボタンがあります。

リモート作業を受ける側は、「共有」ボタンをクリックします。 そうすると、アクセスコードが表示されます。

こちらのアクセスコードをリモート作業をする側に通知します。

なお、このアクセスコードは、毎回ランダムな12桁の数字が生成されます。 ここで、いったんリモート作業を受ける側の操作は完了です。 なお、初回利用時は、共有ボタンをクリックしたときにChromeリモートデスクトップのソフトウェアがダウンロードされますので、これをインストールしてください。

リモート作業をする側の使い方

次にリモート作業をする側ですが、こちらは、先ほどのアクセスコードの連絡を受けてから、Chromeリモートデスクトップの「リモートサポート」画面の「アクセス」ボタンをクリックします。

そうすると、次のようなアクセスコードの入力画面が表示されます。

ここに先ほどリモート作業を受ける側から教えてもらったアクセスコードを入力して、「接続」ボタンをクリックすると、リモート作業を受ける側のパソコンにリモートで接続することができます。 これで、Chromeリモートデスクトップの操作は完了で、リモート作業を受ける側のパソコン画面が見えているはずです。

ここから遠隔操作をしてみてください。

遠隔操作を終了したい場合

遠隔作業が終了したら、リモート接続を解除します。 この場合、リモート作業を受ける側のパソコン画面に次のような表示がされています。

ここで、「共有を停止」ボタンをクリックすると、リモート接続が解除されて、リモート作業を受ける側のパソコン画面が見れなくなります。

一度、共有を停止すると、先ほどのアクセスコードでは再度リモート接続はできなくなり、もう一度リモート作業を受ける側から同じ操作をしてアクセスコードを教えてもらわないとリモート接続できません。

まとめ

Chromeリモートデスクトップは、Chromeにアプリをインストールしておけば、いつでも簡単に使うことができます。

これまで訪問しないと顧問先のパソコンは操作できませんでしたが、クラウド会計とWEB会議とChromeリモートデスクトップを使いこなせば、顧問先に訪問しなくても顧問業務を提供することができますので、ぜひ一度お試しください。

ただし、顧問先のパソコンにリモート接続するということは、顧問先への説明やリモートで不用意な操作をしないなど、注意すべき点もありますので、運用方法については、十分ご検討ください。